助手席ウインドウ オート化



 運転席のウインドウはAUTOモードがありますが、助手席にはAUTO機能がありません。助手席の窓を全開・全閉にするときはスイッチを押し続けなければいけません。面倒だな・・・(笑)と言うことから、今回作成してみました。

回路図
上の回路図をクリックすると拡大図が見られます。
 これが今回制作した助手席ウインドウオート化の回路図です。リレーを2個使用しました。回路の説明ですが、タイマーIC556を使用しています。この556と言うのは、タイマーIC555が2個入っている物と考えてください。ですので555*2個でも作成可能です。プッシュスイッチを押すとトリガーになり、タイマーICが指定時間起動します。その間、リレーがONしてモータがまわるという仕組みです。
 回路図ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、純正のスイッチとモータの間のハーネスを切断し、その間にリレーを挿入します。
部品面
 これが今回作成した回路の完成品です。
スイッチ
 取り付けですが、運転席側のパワーウインドウスイッチの部分に、プッシュスイッチを取り付けることにします。
 まず、そのためにこのカバーを外すのですが、これは矢印の部分に爪をかけて手前に引っ張れば簡単に外せます。
カバー
 外したカバーに穴を開け、小型のプッシュスイッチを取り付けるのですが、写真右側の赤丸内に出っ張りがあります。スイッチを付けるのに、この部分が邪魔になるので、切り落としましょう。他の出っ張りも切り落としてしまうと、このカバーが取り付けできなくなりますので注意してください。左側の写真はスイッチを取り付けた物です。
裏側
 次にドアの内張を外します。スイッチのユニットをを外し、先ほど取り付けたスイッチに接続されている配線を引き込みます。写真赤丸の部分3箇所にネジがあります。これを外すとユニットが外れます。
コネクタ
次にユニットと車輌側の結線です。
・2pinに自作ユニットのFLAM1をエレクトロタップなどで割り込ませます。このラインは、パワーウインドウの電源になります。(青)
・4pinに自作ユニットのGNDをエレクトロタップなどで割り込ませます。(白-黒)
・5pinから出ているハーネスを切断し、回路図通りに結線します。これはパワーウインドウ下降信号です。(青-黄)
・6pinから出ているハーネスを切断し、回路図通りに結線します。これはパワーウインドウ上昇信号です。(青-黒)
完成
 最後に、ハーネスを束ね、自作ユニットをドアの内張内に固定し、内張を元に戻して完成です。
 インプレですが、結構便利です。作って良かった〜と思いました。