電動格納ドアミラー



 駐車場に車を止めるたびにドアミラーを格納する。たまに格納し忘れてまたカギをさして・・・何てこと、良くありませんか?私は良くあります。(^^;;カーショップなどで、自動でドアミラーを格納するユニットが売っていたのですが、結構いい値段するので断念。だったら自分で作っちゃえば良いんでしょ?と言うことで作ってみました。まぁ、売っているユニットと比べたら子供だましのような物ですが、私にはこれで十分です。
 では、どのようなときに動作するのか。ドアロックするとミラー格納、ドアアンロックするとドアミラーが復帰するようにしてあります。但し、若干の難点もありますが・・・苦笑


回路図
上の回路図をクリックすると拡大図が見られます。
 これが今回自作した電動格納システム!?の回路図です。リレーを2個使用しました。回路の説明ですが、まず、純正のドアミラー格納スイッチはどのようになっているかと言いますと、単純にプッシュスイッチでIG(ACC ONで12Vが供給されるライン。以下IGと表現します。)とモーター端子?!(おそらく間にはリレーなどが入っていると思われる)がショートするだけなんです。ですので、スイッチを押しっぱなしにしていると永遠にドアミラーは動き続けます。一瞬ショートするとそれをトリガーにしてモーターがまわっているようです。なるほど・・・IGとショートさせればいいのか・・・と思い、こんな回路ができあがりました。エンジンを切るとIGは供給されません。ですので、エンジンを切っても12V供給される+B(常時電源のこと。以下+Bと表現します。)のラインとショートさせてあげればいいわけです。で、このトリガーにドアロック信号を使いました。この信号はキーレスアンサーバックを作ったときに車内に引き込んでありましたのでそこから分岐させて使用しました。
 この回路図ですが、左側の押しボタンスイッチ以下、モーターが入っていますが、これは純正の車両側の回路です。こうなっているかどうかは分かりませんが、わかりやすくするために模擬的に書いておきました。今回使用したのは、緊急時に+Bをカットするスイッチと、リレー2個のみです。
カプラー
 センターコンソールの所に付いているミラーのスイッチを外します。ねじで止まっていませんので、隙間に細いマイナスドライバーなどを入れてこじってやれば簡単に外れます。ミラーのスイッチの裏のコネクタを外すとこの写真のようになっています。ちょっと見づらいですが、左上から1ピンになります。やはりこれも見づらいですが、上の回路図の押しボタンスイッチの@Cと、この写真の@Cは対応しています。ですので、このCピンに線をかまして、その先に自作回路のリレーがくればいいわけです。ここで注意ですが、Cピンのハーネスを切断してつなぐと、純正ミラーのスイッチが使えなくなりますので注意してください。
 これだと、走行中もドアロックしたらミラーがたたまれてしまうじゃないか!と思う方もいることでしょう。その通りです。(爆)
回路
上の回路図をクリックすると拡大図が見られます。
 そんなわけで、+Bラインにサイドブレーキの信号や、IGなどを利用してもう一つリレーをかましてやれば、走行中は起動せずに済みますね。私はIGが供給されると機能しないようにリレーをかましました。しかし、今度は走行中、純正スイッチのドアロックが使えなくなってしまいました。何でだろう・・・色々試しているうちに、+Bがカットされてロックとアンロックのラインが自作回路につながった状態だと機能しない、また、+Bがカットされても、ロック、アンロックのラインがオープンになれば純正スイッチでドアロックが使える、ということが判明しました。どこからか回り込んでしまっているのでしょうね。まぁ、細かいことは気にせず(^^;;だったら+Bがカットされると同時にロック、アンロックのラインもカットできるようにもう一つリレーをかましてしまえ!と言うことで、最終的にはこんな回路になりました。果たしてこんなんでいいのだろうか・・・(^^;;
   最初に言っていた難点ですが・・・一番上の回路図を見れば分かると思いますが、ロック、アンロックどちらの信号が入ってきたか、この回路は認識できません。と言うより、純正の回路からして、それを認識させて格納と復帰をやらせるのは不可能です。純正のスイッチは一回押せば格納、もう一度押せば復帰、三回押したら・・・と永遠に繰り返されるわけですから。ですので、タイミングが違えば格納したいときに復帰したり、復帰させたいのに格納したり・・・と言うことが少なからずあると思うんですね。そうなったときは・・・純正スイッチで戻してください。(笑)
 また、ハザードアンサーバックの頁でも書きましたが、ハザードアンサーバックと電動格納ドアミラーの回路には共用できる部分が結構ありますので、同じ基板上に組むと良いかもしれませんね。その回路図はこちらを参照下さい。
 当方ではこの回路の作成・取り付けに当たっての事故等につきましては、一切責任を負いませんのでご了承下さい。 また、こうしたらいいんじゃない?と言うアイディア、こんなことしたらかなりやばいんじゃない?!など御意見等がありましたら是非お知らせ下さい。