キーレスアンサーバック



 現在の新車には当然と言って良いほど付いているキーレスエントリーシステムとハザードアンサーバック。私の車には後付けの三葉製のキーレスエントリーシステムが付いています。しかし、アンサーバックがないので閉まったかどうか、良く分かりませんでした。そこで、色々と考え、回路を作ってみました。

回路図
上の回路図をクリックすると拡大図が見られます。
 これが今回自作したハザードアンサーバックの回路イメージ図です。リレーを4個使用しました。1個のリレーに2回路入っているリレーを使えばリレーは2個で済みます。しかし、手持ちのリレーが1回路しか入っていない物でしたので4個使う羽目になりました。
 回路は至って簡単です。リレーのコイルの片側Eを+B(常時電源のこと。以下+Bと表現します。)につっておきます。反対側@、Aの部分はドアモータの配線にかませます。接点側は片側Eを+Bに、もう片側Bをハザードの配線にかませます。
 右側2個のリレーはドアロックオープン時、左側2個のリレーはドアロッククローズ時に作動する、と言うイメージです。(逆でもOKです。)
 ここで注意ですが、左右のハザードの線に、同じリレーの接点をつなぐと、ウインカーを出したときにハザードになってしまいますので注意が必要です。
 この回路には難点があります。回路を見てもらえば分かりますが、走っているときでも車内のドアロックスイッチを押すとハザードが点灯してしまいます。また、ドアロック時もロック解除時もハザード点灯は1回であると言うことです。
 車内のドアロックスイッチを押したときに点灯しなくするには、+Bのラインにもう一つリレーをかまして、サイドブレーキの信号、もしくはIGをトリガーにしてキーON後はアンサーバック回路を遮断してあげればいいですね。これにつきましては、電動格納ドアミラーのページで詳しく対策していますので参照下さい。
ドアロックモーター
 ドアの内張を外すとこんな感じになっています。ドアの内張の外し方はウインドウがたつき対策を参照下さい。この赤い矢印の指し示す2本の線はドアロックのモータの配線です。オープン、クローズ時に通電する線がどちらかというのはテスターで当たって確認してください。まぁ、今回のような回路を取り付ける場合でしたら関係ないですね。
 このモータですが、常に+Bにつってありました。スイッチを押すとGNDに落ちるようになっていました。マイナス制御だったんですね。
 この2本の線に、回路図中の@とAを接続します。2本ずつつなぐことになりますね。@は@と、AはAとつないでください。(逆でも大丈夫です。)
ハザードスイッチ
 ハザードスイッチを外して裏側を見たところです。BCDEは回路図のBCDEと対応しています。Bは自作ユニットから出てくる線で、CとDに接続します。CDはハザードスイッチからランプにつながる線です。Eは+Bラインです。
部品面
 これが今回作った回路です。こう見ると、リレーが4個載っているだけで、回路とは言えません。。。
ケース
 上の写真の基板をそのまま車内の置く訳にもいかないので、何かケースを・・・と100円ショップに探しに行きました。ちょうど良いのが見つからず・・・まぁ、ご愛敬と言うことで。(笑)
 適当なケースに組み付け、配線をして、内張を元に戻したら終了です。
点灯!
 先にも述べましたとおり、ドアロック時もロック解除時もハザード点灯は1回ですが、格安で出来るということで、良しとしましょう。
回路図
上の回路図をクリックすると拡大図が見られます。
 最終的に、電動格納ドアミラーの+Bとロック・アンロックのラインの対策を盛り込み、走行中に動作しないようにした回路です。こんな感じになりました。電動格納ドアミラーと共用できる部分が結構ありますので、同じ基板上に組むと良いかもしれませんね。
 ハザードアンサーバックと電動格納ドアミラーの回路を一緒に組んだ回路図はこちらを参照下さい。
 尚、当方ではこの回路の作成・取り付けに当たっての事故等につきましては、一切責任を負いませんのでご了承下さい。